1つの技には色々な条件が揃わなければならない。
それはジグソーパズルのよう。
姿勢、呼吸、力の入れ方、力の抜き方、見方・・・
何百ピースものパズル。
ピースを見つけることから始まり、集め、組み合わせていく。
その組み合わさったものを崩さないように動かなければならない。
気の遠くなるような作業。
まずはそういうものがあるという認識から始まり、
ピースを探さなければならない。
なかなか見つからない。
その見つける作業が、いわゆる気付き・気付く事、だと思う。
些細な事柄を見落とすようではピースは一生見つからない。
パズルができたとしても穴があいたものになってしまう。
完成はない。
1つの技は様々な条件が必要。
同じ道を歩くにも、段差、住居、道の幅・長さ・・・
こういう事を認識するだけで、事故も起きずにスムーズに歩くことができる。
その認識が雑だと、転んだり、ぶつかったり、人が飛び出してきて驚いたり。
ちょっとした事に気付くって、素晴らしいし、凄い事だと思う。
会社社会、家族、プライベート・・・
もしかしたらそこから色々な事に気付いていかないと
「技」も進化しないような・・・
同じ「手」で仕事をし、子供を抱いて稽古時に「突き」を出す
同じ「足」で目的地に向かい稽古時に「蹴り」を出す
まずはその日の生活からいかにたくさんの「些細なこと」という
ピースをみつけられるかが「技」のピースに繋がるような
空手の稽古も含め、今日という一日全てが修行の空間なのでしょう
これからもよろしくお願いいたします。
大体大雑把な事は気付きますが「些細なこと」は見逃しがちというか普通気付かない事が多いです。「些細なこと」が大切なのでしょう。物差しを10cmから1mmへ。まずはピース探しから。