今朝、TVをつけると興味深いニュースが。
「ガン哲学外来」
一人の人間として患者が医師と同じ「土俵」に立ち、家族や周囲の人々も含め、がんと共にどう生きるかを考え、語り合う場を目指す「がん哲学外来」が、順天堂大医学部付属順天堂医院(東京都文京区)に設置された。がんと正しく向き合う「心構え」を身につけてもらおうという国内では初の試み。
「がん哲学」とは、がんや、死という避けられない問題と向き合い、それぞれの残りの余生、生き方を見つけていく姿勢を指す。
「たった一つのがん細胞が増殖し、命をむしばむ病気を知ることは、社会のあり方や一人ひとりの生き方を考えることにつながる。この外来が、がんについて落ち着いて考える時間を過ごすきっかけになってほしい。」
との内容でした。
いかに現実を受け入れ覚悟するか。
厳しい現実ですが、それを受け入れることによって見えてくるものがあるのでしょう。
幸い周りにはガン患者がいませんが、国民3人に1人がガンになる時代。
いつ訪れるか分かりません。
色んな覚悟が必要ですね。
朝に見たニュースで一日中そんなことを考えていました。
Feb 13,2008
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福沢諭吉の人間蛆虫論というのをご存知でしょうか?
強烈なタイトルがついてますが、
内容は、こうです。
「人生は見る影もなき蛆虫に等しく,朝の露の乾く間もなき五十年か七十年の間を戯れて過ぎ逝くまでのことなれば,我一身を始め万事万物を軽く視て熱心に過ぐることあるべからず。生まるるは即ち死するの約束にして,死も亦驚くに足らず。況んや浮世の貧富苦楽に於てをや」
確かに強烈なタイトルですね・・・ですが、読めば読むほど『深い』です。なぜか引き込まれますね。福沢諭吉は武士で剣の達人だったそうです。おかげで福沢諭吉が好きになりました。もっと勉強してみます。