いつも読んでる雑誌に目に付く記事が。
菅野覚明氏の記事。近世以前の日本倫理思想史などを研究している方です。
専門的にこういう研究をしているところがあるとは・・・
なんか共感できるところがあったのでいくつか紹介したいと思います。
「豊かな文明を享受する現代人は、常に何かをアテにして生活しています。だがアテはどこまでもアテに過ぎません。世の中に絶対確実にアテになるものなど1つもないのです。電気も水道も安全も大地震や戦争が起こればそれまでです。何もアテにせず、最後に頼みになるのは手持ちの自分しかいないという状況を直視し、戦闘という非情な場に身を置いて生きる。それが武士としての生き方にほかなりません。」
アテにして自分の思い通りに行かないと、取り乱したり、怒りを感じたりと自分を見失いがちになります。
アテにするということは甘さが出るという事かもしれません。
稽古では誰も助けてくれません。
ひたすら自分との闘いです。まずは自分が納得する為。
出来るか出来ないか。
でもあまり自分の世界に入ってしまうと周りが見えなくなるので、周りにも耳を傾けましょう。
「自分の評価は周りが決める。」

菅野覚明著「武士道に学ぶ」